墨づくり
まずはなんか書いてみよう。ということで、さっき作った墨を記録用にあげてみます。 使用したのは、松煙煤、膠、水道水。
まずは煤0.1ccに対して、水1ccをまぜたもの。
膠で定着させていないので、乾いたあと、もろもろと煤が落ちます。
次は逆パターン。煤0.1ccに対して膠を0.2cc。
わりとコテコテになりました。 ちなみに半紙はにじみを確認しやすいように裏を使っているのですが、まったくにじみません。こてこて。
まずは両極端を確認して、間にベストがある方針でいろいろ配合していきます。
いろいろやった結果がこちら。画面中央の縦2つが面白いマチエールになってます。
煤0.1ccに対して膠0.4cc、水1ccです。 今回はかなりミニマルな配合で試したので、この程度ですが、10倍くらいの規模でやってみたら、もっといろんな表現ができそう。
その時はちょっと膠を多めにすればよいかな。 筆跡をがっつりのこしつつも、あまった煤がにじみとして字の周りを彩るような感じにしたいです。 1字ずつ丁寧に墨をつけて書いていけば、にじみを使って字同士の連絡がとれそうですね。
墨溜まりとかすれのまざった表現も楽しいですが、そんな表現もおもしろそうです。
乾いたあとの定着が難しそう。フィキサチフでいけるかしら。